2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

NHK「あの人に会いたい」−42

いやー、これはしたくねえ。見っとも無え。こんな恥ずかしいマネ、人前で見せてはいけねえ。赤の他人の大人がやっているのを見た事あるが、もう醜いの何のって。無様な姿この上ない。最早、敗戦を何万回繰り返しても付き纏うものと思い込んだ方が楽だ。なか…

NHK「あの人に会いたい」−41

問題とは、強制的に携帯させられたその怒り、これと対峙し続けられるかどうかである。乗車後は、相当、嫌な想いを強いられるのは要覚悟である。そうして研鑽を積み、「腹に昇華する」その祈念の成就を果たせるかどうか個人次第と相成る。とてもシビアな局面…

今週の「メイキング・オブ・マチコズ・ミュージック」ー1

これは、ラジオ番組放送内の目玉のコーナー。もう1つ「マチコズ・お気に入りセィングス(物)」もある。マチコズとは、あの渡辺真知子さんである。コンポーザー、シンガー、ソングライター、ときにプレイヤーもこなすアーティストだ。放送局はFM世田谷。そ…

NHK「あの人に会いたい」−40

やがて勝ち負けの味を覚えると自分の一方的な、独り善がりな手を盤上に指すだけでは飽き足らなくなる心理が生まれる。ただ欲望にかまけて指し手を表現する自己満足だけにその美しさを感じなくなるのを知るのだ。こうなりゃ、締めたもの。あなたは一生幸せな…

NHK「あの人に会いたい」−39

美輪さん関連ついでに、本(人生相談系)における美輪さん節(説?)、その1つに「男は理性の生きもの、女は感情の生きもの」という面白い説(!)が忘れられない。まぁ、この両者バランスを取る難しさは世界中の老若男女が知るところでしょうなぁ。また、…

NHK「あの人に会いたい」−38

そうそう、僕には逆転勝ち、逆転負けどちらも無数にある。否、逆転負けの方が多いかな。いずれにせよどちらの味も知っている。せっかく将棋の話題が出たのでここでちょっと、その場で怒りを発し、その美輪説での対処の仕方を、将棋的に置き換え整理してみよ…

NHK「あの人に会いたい」−37

また、腹が立つ、の「腹グツグツ」状態を、将棋の世界の用語で置き換えが可能なのでお知らせしたい。それは「開き直る」に相当する。アマプロ問わず将棋人全てが頻繁に口に出して耳にする用語である。対戦中、自分が劣勢に立たされていることを自覚し悪あが…

本「犬も食わない/上沼恵美子・上沼真平共著」−2

この本の存在は2ヶ月前から知っている。今年4月まで知らなかった。出版されたのは去年7月だから9ヶ月もの間この存在を知らずにいた。この4年間は毎週ほぼ欠かさずNHK「生活笑百科」を見ているにも関わらず一切気付かなかった。番組内で宣伝が少しでも流れた…

NHK「あの人に会いたい」−36

″腹が立つ″状態とは沸いた怒りに対して上手く意識的に自制を働かせている、とでもイメージしておこう。前2者は、働かせられていない状態だ。この2者は人間足り得る思考回路としてその高度な性能を有しつつも、同時に怒りと直結する準備も有しその愚かさを発…

本「犬も食わない/上沼恵美子・上沼真平共著」-1

標題の本を方南町ブックオフで金額はさて置きゲット。自宅から環七の車道を自転車で北上し10分程で着く。道交法では自転車は車道を走行すると定められている。また、歩道なぞ走っていられぬ。道は悪いし、歩行者と距離が近付くたびに速度を落とすなんつうの…

NHK「あの人に会いたい」−35

失礼とか礼儀の類いを認識するのは、思考としては相当高度な事をやっている。翻って、かつてTVで美輪明宏さんは面白いことを話していたので紹介しよう。「人間には、頭に来る・ムカつく・腹が立つ、の3種類の怒りがある」と言い、続けて「腹が立つ怒りという…

NHK「あの人に会いたい」−34

人間の思考システムとして組み込まれているこの失礼に当たる、礼儀に反するという認識が及ぼす作用は、例えばその相手から度が過ぎたうわの空で接せられたら勿論怒りを覚え、しばしば喧嘩にまで進展する性質を有している。これは人間だからこそ見られる現象…

NHK「あの人に会いたい」−33

いつの間にか人間に備わった思考システムの1つー「失礼に当たる」という言葉が相応しいのか。いや、さらにその感応の適切さを求めて「礼儀に反する」という表現を採用したい。矢沢さんが全神経を集中して僕の隣人と握手や言葉を交わしたことは、同時に、世で…

NHK「演芸図鑑」ー1

標題は日曜日早朝5:15〜の30分番組。前半は落語、漫才、マジックの芸、後半は落語家がゲストを招いたトークもの。この番組の存在を知るのは遅れて、去年の夏から観ている。どのくらい前から始まったのであろう、もっと早く知りたかった。ちょい悔しい。しか…

NHK「あの人に会いたい」−32

日々暮らす中で起こり得る出来事の一つとして、相手からうわの空で投げやりな態度で接せられたのがわかって嫌な気分を味わった、とは誰もが経験的に知っていよう。だから人というものはそういう嫌な事は相手に味わせない想念を持ち得もする。

NHK「あの人に会いたい」−31

そう評したように目に映ったその僕の解釈を、仮にも当の矢沢さんが何処かしらに抱いていたとすれば、その隣人とは半分うわの空で相対していることになる。そのような真剣さを欠く行為を矢沢さん自らが選択するはずがない。突き詰めると、どんな時も一生懸命…

NHK「あの人に会いたい」−30

すると、隣人とやり取りをしているその斜め顔はまるで僕を「元気のない、はっきりしない、主張を持っていない、根性のない人間だな」と評しているようだった。今においてそれは考え過ぎの何物以外でもないことは振り返られる。自己中心的な視点であり妄想も…

NHK「あの人に会いたい」−29

そして次なる進展は、自分を情けない、と責め、頭の中を「俺はダメな人間なんだ」感が支配した。僕はその余韻を引きずり下を向く状態が続いた。すると、角度45度、方向は左斜めやや頭上から「よろしく」という矢沢さんの声が聞こえてきた。その声とともに次…

NHK「あの人に会いたい」−28

つまり僕は、手が差し出される前に視線を逸らしていた、という気がしてならないのである。翻って今振り返るに、何某かすぐさま気を取り直す作業に取り掛かれていたら、下を向いている自らの顔は持ち上げて相手の視線に目を合わせるまでに挽回する可能性は残…

NHK「あの人に会いたい」−27

握り返さなかった僕の手を、矢沢さんは1秒半しない内に″パッ″と離した。そして気付けば、「よろしく」と隣りとの握手に移行していた。手を握られて僕は「うっ」と我が心を奪われ、何が起きているか把握するに至らない中、握り返すという意思や行為を思い付く…

NHK「あの人に会いたい」−26

さて、自分本位の思索と妄想に耽りながら一方通行の夢見心地で綴って来たが最後の締めに、矢沢さんとの握手時に仕損じた、悔いる失敗を記す。それは、手を握られた僕は握り返さなかった、ということである。握手時は先述の通り、差し出された手に対して、僕…

NHK「あの人に会いたい」−25

僕にとって、″ふにゃっ″の触れる体験で留まるのと、そこから先へ進んだ″ぐっ″の握られる体験にまで至った上で感じ得たものに、移り変わった情感なるものは、なかったのだろうか。いや、ある。同じではない。となるとその違いとは何であろう。物理的にいえば…

消防団大会-1

本日、年1回の標題の大会が昭和女子大にて行われた。世田谷区の区大会である。都大会は4年に1回で、次回は再来年だそうだ。僕は自転車を転がし、同女子大まで乗り付けた。先月初旬、世田谷消防署へ消防団入団希望のメールを出した。数日後だったか、もっと…

NHK「あの人に会いたい」−24

もうちょっとこだわって考えてみたい。″ふにゃっ″(触れる)より″ぐっ″(握る)の方が、相手に対して自ら関心の種が芽吹き、次に相対したいという念が沸いて現れた動作と云えまいか。力を入れるわけだから、〝ぐっ″と握る動作は本人の意思が入らなければ成立…

NHK「あの人に会いたい」−23

″ぐっ″と握られるのと、″ふにゃっ″と触られるのでは、こういう違いが現れよう。我々のことを事務所の方は、レコード会社の宣伝部であり有線放送を対象に活動を行っている、と矢沢さんへは説明なさったはずだ。それを受けた形で、矢沢さんは我々一人一人に先…

映画「OUTRAGE」

標題の映画を観た。シモキタのドラマで借りた。約2年ぶりのレンタルとなり、更新料¥200を払う。この日は火曜日で、キャンペーンで安い料金であった。新しい建物へ引越して店内はとても広い。ツタヤ並みの面積がありそうだ。他に、「真夜中のカウボーイ」と…

NHK「あの人に会いたい」−22

すると〝ぐっ″と握られた。我が手に痛みは覚えない〝ぐっ″加減である。さっきのリズミカルな足取りに見られたような、軽やかな力の加減だ。これを証拠に「このときの握手は力強く握ってもらったんだぜ」と他人には胸を張って表明も出来よう。握りが例えば単…

NHK「あの人に会いたい」−21

そして立って横に並んでいる我々の前まで来られた。矢沢さんから見て一番左に僕は居た。おぼろげながら回想すると、このとき気付けば矢沢さんの立ち位置は中央ではなく、左寄りだった。僕と隣りの仲間の中間ぐらいだったと思う。矢沢さんと目が合った。そし…

NHK「あの人に会いたい」−20

遂に、矢沢さんの出演時間も終了が訪れた。放送終了後CMに入り、両者とも起立して「お疲れ様でした」とお辞儀しながら挨拶を交わす。少しの談笑を経て、矢沢さんはブースをあとにした。退室が完了するまで相手DJは再度「ありがとうございました」と頭を下げ続…

NHK「あの人に会いたい」−19

我々は生で話す矢沢さんの姿を目にした分、ラジカセから聞いた人とは、伝わって来るその熱を感じた温度差に、天と地ほどの開きがあると思っている。電波を通じるのではなく、直接その熱を受け止め味わう。近くに居たからこそ、生身の矢沢さんを目撃出来た上…