テレビ「SONG TO SOUL」コニー・フランシス⑤

「かわいいベイビー」も日本語で歌っており、番組内で流れた。さすがオリジナル歌手、甘い感じで歌わせたら絶品という佇まいだ。コニーさんは日本語訳に関与しているらしい。日本人スタッフに質問して、そのふさわしい日本語を自ら選んだという。ところで、先の″ヴァケイション″の歌詞だが、抑圧的な気持ちを解放したい気持ちを代弁した内容だ。コニーさんの娘時代は「男女関係は親から厳しく制限されていた。日本の女性も同じ境遇で育ち、私と同じなんだと知ったわ」と当時の感想を語った。恋愛感情の楽しさが描かれたこの歌詞に日本人も惹かれたのだ。ヒットがその証拠。″歌が国境を越えた″瞬間なのだ、とコニーさんは実感したのではないだろうか。テレビに映るコニーさんはそう俺には見えた。英語だけで聴く歌もパワーが出るが、日本語訳でその意味がわかったとき、異国の人と人、取り分け、コニーさんと日本女子とが共感し合ったといえよう。コニーさんの話では、日本語ヴァージョンの″ヴァケイション″は15分で録り終えたのだそうだ。
Curved Air  it happen today(カーヴド・エアーの1975年ライブ盤より一曲目を。スゴイ女子ボーカルでゾワゾワヒョエヒョエだ。212)::: https://www.youtube.com/watch?v=cMQXHDcAUPI