マイルス・デイヴィス自叙伝①

先月に読み終えた。とても面白かった。音楽のことしか頭にない人なのがよくわかった。小さい頃から音楽漬けで16歳でプロになる決意をし、19歳でニューヨークへ単身で乗り込んだ。決断したら即実行に移すマイルスに驚かされる。目標に向かってまっしぐら、という実に行動力ある人なのだ。ミュージシャン仲間との出来事もたくさん語られている。チャーリー・パーカーと一緒に過ごしたときのエピソードは強烈だ。また、1950年代中期の揉め事エピソードが可笑しく笑ってしまった。「俺は目を剥いて奴の顔の前に指を指し、怒りをぶちまけた」という下りだ。その相手は、3つ年上のフィリー・ジョーンズだが、彼のせいで目的地まで着くはずのものが、頓挫してしまったときのことだ。マイルスは彼にたくさんのお金を貸していて、中々返そうとしなかったことに我慢の緒が切れた。ジョーンズは口が上手いらしいのだが、悲しそうな顔をして「マイルス、なんでそんな冷たいこと言うんだよ。ヤクの苦しさはお前にもわかるだろ。第一、雪が降らなきゃこんな遅れる事にはならなかったじゃないか、悪いのは俺じゃなくて、雪のせいだぜ、なぁ?。怒るなよぉ俺たちは兄弟なんだからよぉ」と返したらしい。俺は声を出して笑った。そのあと読み続けると、マイルスは「俺は笑い死にそうになった。・・・・・」と言っていた。

Daydream ~ Robin Trower ~live~ Mystic Theatre, Petaluma ~ May 25, 2017(いやぁライブ観たい。日本に来ないかなぁ!!!286) ::: https://www.youtube.com/watch?v=G2H9i4icKiU