がんへの認識ー4

さて、学会が示す具体例は①乳がん②子宮頸がん③精巣がんの3つ。①は摘出手術後の抗がん剤治療開始、最大12週間遅らせて卵巣から卵子を取り出し凍結保存をする②は腫瘍の大きさ・場所によっては子宮全体を摘出せず治療後に妊娠できる可能性を残す③は少なくとも全身対象に抗がん剤治療を行うとき可能な限り治療前に精子を採取して凍結保存することを推奨する、と盛り込まれている。がんの治療を最優先した上で治療後に子どもが持てなくなるリスクを伝え、生殖機能に与える影響を考慮し治療を進めるというガイドラインである。
○今回選曲なし○