がんへの認識ー2(続く)

夜に帰宅後、タイマー録画した前日の19日のNHKニュース・セブンをチェックした。すると、なんと「がん治療」のニュースが5分未満か、取り上げられていた。さっき、Fさん宅で「がん」の話しを聞いたばかりである。俺は思わず引き込まれた。日本癌治療学界が、「がん治療」法において、子どもを持てる可能性を残す、具体的に定めた対策・手順の初のガイドラインを発表したというニュースである。今後の「がん治療」と妊娠のあり方を大きく変えそうだと報じた。これは、医療界、患者自身、或いは「がん」とは無関係の人々の間で、「がん」に対する認識に変化を来たす取っ掛かりのニュースなのか、と注目した。つまり、俺なりに受け取ったFさんの言わんとする、抗がん剤放射線で治療する道こそが正しく望ましいのだとする「がん」医療分野を支配する考え方に、一石を投じることになるのかという点だ。40歳未満の新たながん患者は毎年2万人いて、抗がん剤治療後に子どもが持てなくなるケースがあるのだという。抗がん剤治療と放射線治療は、卵巣や精巣がダメージを受け、生殖能力を失うのだ。アメリカの学会では、治療方法によっては患者7割が子どもを持てなくなるとの報告である。

○今回選曲なし○