あ!(山下達郎の)「スプリンクラー」だ!

貴重な休日、税務署へ赴いた帰り、地元の個人中古レコード&CD店へ直行、¥100コーナーを漁る。カーペンターズのベストや1983年のチャカ・カーンの作品を探したが、今回もナシ。ここはたまにオイシいブツを出す。チャーリーパーカーの二枚組を¥100でゲットした過去もある。ついでに目と鼻の先のunionへぶらり。と、その前に、この個人店とユニオンの中間にある古本屋へ入る。「筋肉と関節の動きのしくみ事典」を¥850で購入。筋肉のイラスト解剖図の本は3冊ぐらい所有しているが、買っちまった。これはわかりやすい良い内容だから買っちまった。こんな4冊も同じ類いの本を持っててどうするのか。他のを売ろう。さて、ユニオン。「パラシュート」を安値で発見。ユーチューブで部分的にしか聴いたことがない。これは3枚目らしい。評判が高いのは2枚目だが、このメンバーだから買おう。他に目ぼしいのはないから、久しぶりに7インチを探す。小林旭の「熱き心に」が欲しいのだ。大滝詠一さんが亡くなったとき、渡辺真知子さんがラジオで追悼し流していた。それ以前にも流していたと思う。これは一発録りだと真知子さんは話していた。さて7インチ、たくさん陳列されている。そうか、数日前、メールで「和モノ7インチ大量入荷」というのが来ていたな。しかし中々このシングル盤には遭遇できない。「どうせ旭さん、無いだろうなぁ」と探すのは面倒くさい気分に襲われてタラタラとめくる。するとなんとイキナリ「あっ!」。目に飛び込んできたのは「スプリンクラー」なのだ。「あれぇ!シングルで発売されていたんだ!」とサプライズ。イラストは鈴木英人さんだ。手に取り暫し見入りながら「へぇ〜」と(顔は緩み)気分は1980年代へタイムスリップしていた。「欲しい」。値段は¥1500。ケチな俺には高かった。買うか辞めるか迷う。2分未満だと思う。「ん〜いいや、辞めよう。ん〜やっぱり買おう」。3回繰り返したか。見ているうち「ん〜イラスト良いいなぁ」と益々気に入る。このあと帰宅して部屋に置いといたら嬉しいだろ」と想像すると「うん買おう」と決心が付いた。達郎フリークでもこれを所有している奴は少ないだろう、これは持っときゃ威張れるぞ。LPは3枚、CDは「トレジャー」の一枚だけだからフリークのレベルに達していない俺なのだが、よし、これからファンからフリークへ向けて頑張るぞ。いや、コンサートを一回でもいいから体験したいんだよな。チケット取れないらしい。さて、帰宅後、早速聴いた。CDと聴き比べした。7インチが良い。達郎さんの各コーラス部が生々しく、厚みに迫力があり、サックス・ソロも生き生きしている。ん?45回転のせいなのか。楽しい疑問だ、これから徐々に確かめて行こうではないか。B面はビーチ・ボーイズのカヴァーで達郎さんが英語で歌い上げる。これもたまらんなぁ。リミックスとエンジニアは、吉田保さんで相違ない。アルバム「メロディ」(1983年)は吉田さんの担当だからだ。そういえば結構前、ネットを見ていたら、吉田さんのトークイベントがタワーレコード渋谷店で開かれてたらしい。聴衆を前にして吉田さんが話している様子の写真が掲載されていた。行きたかったなぁ。もっと早く、吉田さんのことに気付いていればなぁ。サウンドのいろんな秘密が聞けたのだろうなぁ。なお、渡辺真知子さんのアルバム「愛することだけすればよかった」(1984年)は吉田さんが担当。俺は真知子さんフリーク。
Donald Fagen - THE NIGHTFLY(レコード所有数が減り、このB面を聴く機会が増えている。もっと早くに聴かにゃぁなぁあかんやろ。4516) ::: https://www.youtube.com/watch?v=sOVHpQ_pAJg