キャバレースワンの涙−10

題名からすると、主役は飼い主と考えていいだろうか。この飼い主とポチを軸に別なドラマ設定も加わって芝居は進行し、その合間合間に歌が挟まれた。歌われたその数は21曲、昭和歌謡が数多く占め、各劇団員による熱の入った歌唱が披露された。9曲目は、サザン・オール・スターズの「勝手にシンドバッド」であった。ここで待ちに待った、Fさんの登場だ。「なんじゃ!?」。その出で立ちは、職場のFさんとは大いに異なり「ほんとにFさんか?!」と我が目を疑うほどの落差であった。海賊をイメージした服装で、眼帯をしている。いかにも悪いキャラクターとわかる姿である。目にして4秒半後、本能的に嫌悪感を抱かされてしまったのだが、首からガマグチ財布を紐でぶら下げている点、ここに、なにかしらの可愛げが見え、大分その嫌悪感は払拭されるや否や、その奇想天外な存在にして可笑しさが沸々と込み上がる。
Lonnie Smith - Where It's At (25年ぐらい前は、オルガン・ジャズのレコードも所有していた。ピーター・バラカンさんのラジオの影響だ。ベイビー・フェイス・ウィレット、ジョン・パットンなど。最近、一枚ぐらいはジャズ・オルガンを持って置きたいなぁと思うようになった。ロニー・スミスが、ここまでオルガンにこだわったレコードを出していたのは知らなかった。さて、なにを買うか。ブルーノート青山までライブに行った御大ジミー・スミスのレコードを買おうか。2927)::: https://www.youtube.com/watch?v=1nXSJ1AFz9U