キャバレースワンの涙−7

ほぼ満席にもかかわらず、前列へ着席できた。注文を訊かれ、ビールと答える。飲みながら、周囲を見回す。壁に、小さい模型ワニ、天井には、でかいのが張り付いていた。どちらも黄金色でゴージャスだ。ステージの背後、横には鏡が張り巡らされている。電飾は、昔なつかしいエイティーズを想起させるデザインで、映画のシーンに現われそうなBARである。本当に1980年代にタイムスリップしたかのようでニヤニヤ状態の俺。まもなく、ステージが始まった。最初は生演奏だった。ライブハウスで聴くのは超久々。大きい音で聴くことの良さを確認。数曲が披露された。そしてお待ちかね、Fさん出演の劇がスタートした。
Miles Davis - My Funny Valentineディストーションの効いた電気ギターの音は今までずうっと大好きであった。が、ここんとこ最近はこのマイルスのトランペットの音がたまらない。最高である。一級品の味わいというのか、これはもう、一生の友にしたいサウンドだ。261)::: https://www.youtube.com/watch?v=SvEGoQFTZKg