あれ、おかしいなー2

うっすらと湯煙が現れ「良し」とガスを止めた。熱湯が入ったその片手鍋を携え、彼奴の潜む場へ3歩、歩を進める。床へ振動が伝わらぬよう再び抜足差し足である。沸かしている間に別の場へ移動を図ってないか半疑するが、兎に角やるしかない。熱湯攻撃は、床とレインコートの間に滑り込ませるイメージを描く。普段こんな生活所作・動作はやらないから上手に出来る見込み無し。イキナリに鍋でガァーっと掛けるのを実行する前に、頭の中で滑り込ませるイメージを描いて、そのふさわしい動作を考え付くまま試した。結局、ボーリングに近い動作が最善と相成った。右手で4回ぐらい繰り返し練習、動きがスムーズさを帯びてきたところで、「さぁ行くか」と決行。思いの外、冷静に力まず出来た。熱湯はその間を気持ちいいぐらいにすうーっと入り込んでいった。
チューン:Savoy Brown, BOOGIE BROTHERS (サヴォイ・ブラウンの1975年作「ブギー・ブラザース」からタイトル・チューン。トリプル・ギターらしい。多い感じしねぇか。23)→ https://www.youtube.com/watch?v=j0WmP0SmT6I