中野サンプラザにてライブ−18

演奏を終え、ボネットさんがシェンカーさんへ歩み寄り、両者はハグ。そしてお互い肩を組んだまま横に並んで、笑顔でオーディエンスへ振り向く。観客は「おおー!」と熱狂する。これまたファンが待ち望んでいた絵なのだ。俺に限らず一部ファンの脳内には、33年前のケンカ別れ事件が強烈にこびり付いて停止させられている記憶を宿していよう。返って、ファンより当の本人たちのほうが、事件直後からわだかまり無くケロリとしているかもしれないが、こうした思い込みが強いファンほど〝33年目にして漸く両者は和解へ至った〝という壮大なドラマの結着を見届けた気になって一人悦に入る心理を来たすであろう。これは一瞬気持ちが良い。が、一方で「これだけの年月があったのだ、2作目が実現しても良かったではないか」と、心残りなノスタルジーにも埋め尽くされる。記憶が曖昧だが、正確さを記せば、実は今から数年前に何かのイベントめいたもので両者は共演したやもしれぬが、ま、どっちにしても30年間は要したわけだ。
と思いきや、いや、ネットでちょこっと調べたら、2006年、両者は一緒にレコーディングを果たしていた...。むむ、ということは、24年ぶりに共演を果たしていたのだな、知らんかった。無知な俺だった。いやぁ〜、この頃は、もう、カンタベリー、ジャズに執心していた時期でー、遠ざかっていたのさ、うふ。
チューン:MICHAEL SCHENKER [ GIRL FROM UPTOWN ]未発表曲。これの次に掛かったチューンに驚き。そんな事実が..。 3995 → 
https://www.youtube.com/watch?v=M14TkoMhiV8