中野サンプラザにてライブ−17

取上げられたナンバー、それは「デザート・ソング」だった。レコードと同じキーと声色で歌ってくれたボネットさん、同様に美しくも果かない音色でギターソロを奏でたシェンカーさん、嬉しくも見事な再現を果たしてくれた。このギターソロ、短いのだが誰しをもの耳を奪う心情の表れたソロで俺は大好きで、シェンカーさんを凝視する。ひとり静かな佇まいが〝らしく〝て印象的だった。一方のボネットさんは何処に居るか気になる。どこか探せば、真ん中やや下手寄りに位置していた。居場所はここがいいのか..。出来れば、隣に居て欲しかった。あわよくば、そのソロに乗っかって、ボネットさんがシェンカーさんの肩なんぞに腕を回して、もう片方の手を挙げ、ソロのテンポに合わせてオーディエンスと一緒に右へ左へゆっくり流れるように手を振る仕草が見たかった。この絵が見られたら、何かしら心底納得出来そうな気がした。何とも平和な瞬間を味わえたかもしれない。
チューン:Rainbow - Bad Girl 1500 → https://www.youtube.com/watch?v=XEit8y7TLns