テレビ「鶴瓶の!型破り偉人伝」

年末のテレビは少し楽しみである。例年通り、年末年始号のテレビ雑誌を購入。チェックを終えたが興味深い番組はあまり見当たらず。年々減少していくのが寂しい。年齢を重ねてきたせいもあろうが、それにしても大人の番組が無い。NHKも軽い内容ばっかしで本当にヤバイと思う。受信料とやらを払っているのに腹が立つ、いっそのこと止めてやろうか。今年は、北野武さんの第6回か7回のTBSの番組が無い。適度に馬鹿馬鹿しくて好きだったのだが残念。あと、たけしさんとつるべさんの2人のみでトークする番組も無い。寂しい。さて、標題の番組は26日に放送され当日見た。僕の好きな人物ばかり取上げられているから楽しみだった。また、つるべさんが進行役という点に大いに期待した。見始めて、ゲスト陣も強力なキャスティングで少し胸が躍ったのと同時に嫌な予感が働く。案の定の展開。編集の雨あられである。生番組っぽくやってほしかった。せっかくのつるべさんとゲスト陣の良いやり取りがヘンな演出でぶち壊わされてしまい、つるべさんの腕の見せ所が台無しであった。編集が有り過ぎることに加えて、まるで観客がいるが如く笑い声をかぶせる、といった不要な施しが繰り返された。気分を害す。全く持って不要である。ゲスト陣からのエピソード話しがよかっただけに残念。返ってがっかりさせられた。こうした無様な演出が無ければ、もっと大人な、格調高い、文化の香りのする時間が過ごせたのに。生っぽくやれば、取上げられた3人の偉人たちの業績を称えるにふさわしい番組に成り得たはずである。3人の偉人たちとは、中村勘三郎松田優作赤塚不二夫である。7253
チューン:Oblivion - Captain Beyond → https://www.youtube.com/watch?v=I977ZsIg7j0