映画「容疑者」

ロバート・デ・ニーロが主演の2002年の映画。先週テレビでタイマー録画し昨日に観た。12年前という結構な年数が経過しているのがショック。映画への積極姿勢が失せて久しいが、これで良かったのか悪かったのか改めて考える。この映画の原題は「city by the sea」。やはり、映画は原題を頭に叩き込んで臨むべきと思うも、とき既に遅し。主演がデ・ニーロということで録画を決めたのだが、迫力の演技は拝めなかった。「容疑者」という題から、その容疑が掛かるプロセスに期待を寄せたが、これが何とも全く驚かされず肩透かしを食らった気分に陥る。観続けているとテーマは別にあると知る。デ・ニーロは苦悩する父の内面を演じているのだ。これは、邦題に邪魔されて原題の持つ雰囲気を壊されたかたちだ。印象的だったのは、デ・ニーロとフランシス・マクドーナンドのやり取り。ある種のリラックス感を抱ける場面だ。他に少し面白かったのは、デ・ニーロの「人は一人殺すと、二人目から躊躇無く殺しやすくなる」という〝らしさ〝を覗かせたセリフ、いかにもって感じでニヤッとさせられた。吹き替え版だった。842
チューン:MANFREND MANN'S EARTH BAND - Countdown → https://www.youtube.com/watch?v=wOpmbgaEhx4