映画「遙かなる山の呼び声」

高倉健さん主演。BSテレビの民間で放送されたのをタイマー録画し観た。健さんが他界し、テレビ各局は追悼番組を放送していた。「幸福の黄色いハンカチ」はすぐ放送され、これは録り損なった。後日レンタルしよう。標題の映画は録画にこぎ付けたのだった。多分20数年前に一度観た。エンディングはすっかり覚えていなかったが、これは気持ちよく裏切られた。健さん演ずる田所は罪を認めて自首を決意し自ら警察へ連絡したのだろう、パトカーが迎えに来るシーンがある。パトカーはやや離れて停車する。田所はそのパトカーへ向かう前に、立ちつくしている、倍賞知恵子演ずる民子の前まで歩み寄り一礼をする。そしてパトカーへ歩を進める。「おじちゃん、どこ行くの!?」と悲しみに打ちひしがれる、吉岡秀隆演ずる武志に「おじちゃんにこれ渡して来て」と民子は白い封筒を手渡す。映画を観終えたあと、僕は「あの中には何が入っていたのか」と考える。金一封だろうか。観ている最中は手紙だと解した。錯乱した心持ちの中、短時間のうちに筆をしたためるなぞは凄い女だなと思ったのだ。今だ観終えてみても謎が残る。
ところで健遺作の「あなたへ」で思い付いたことは後日に記す。
チューン:EPO - DOWN TOWN(作曲は山下達郎。はっぴーえんど用に作ったとご本人。録音した10数年前の笑福亭つるべのラジオ番組でゲストとして語っていたのを、さっき聞いた。1381)→ 
https://www.youtube.com/watch?v=ppP-jXqP1lc&spfreload=1