フェイス・ブック

インターネットを通じて他人と接触できるサイト(登録場所)であるが、数年前に登録していた。「K」という中学の同級生が「登録しておけば小・中・高生時代の友達と遭遇できる。その友達の名前を入力し検索すると、登録を済ませている者へ繋がる。フェイス・ブックをそういう出会いの目的に登録している者は多い」というから登録したのだった。昔の同級生というのは実に興味深いではないか。と思いつつ先々週まであまり使用してこなかったが、ここ最近は使い出している。中学時代の一年間一緒だった「H」という男、その「H」経由でその翌日には小中学生時代に一緒だった「T」という男と接触、繋がりを持った。サプライズは後者の「T」だ。俺自身これまで聴いてきたミュージックの好みが彼と見事に一致していることが見て取れるのだ。小文で(チャット)会話をすれば、ミュージックを掘り下げて向き合ってきているのがわかる。町田市の小学校を入学したときは同じクラス、出席番号順に席に付けば俺は前、彼が後ろに位置し、俺は振り向いて話した記憶はある。その他はお互い親密な関係までの発展はなかった。そんな間柄だが、こうしたフェイスというツールを用いてではあるにせよ、この年齢に際してこんな出来事が我が身に降りかかるとは予期せなんだで、何よりもまず嬉しかったという想いが先立つ。回りにミュージックの話しをする人が皆無な環境のせいとは別に、同じ好みのミュージックで交流できたその相手がかつての遠い昔の友人だった、というこのあまりにも強い刺激的な嬉しさは俺の頭の中を一挙にノスタルジー感一色に染めたのだった。

チューン:Metallica - Trapped Under Ice(「T」はメタリカの影響が絶大のようである。彼にこのナンバーを捧げよう。高校生のとき好きだったなぁ。この日記を書き終えた直後、イギリス赴任中の彼から返信が届いた。「高校生当時、メタリカの2ndをレンタルレコード屋でLPで借りて来て、聴けば今まで接したことがない音圧に驚いた」と教えてくれた。116) → https://www.youtube.com/watch?v=GOyybB_9uuE