FMラジオ「docomo・ボディ&ソウル」

この番組はJ-WAVE放送局のもの。毎週日曜日の午後11時から約1時間、ジャズ・ミュージックを流していた。DJは、鳥山雄二さん。鳥山さんの視点で様々なジャズを紹介していたのだが、これが実に良い。鳥山さんによるグッドな選曲、そしてそれを解説する語り口に酔えた。日曜の静かな夜にとてもしっくりくる心地よいものなのだ。4年ぐらい前か、夏、大橋純子さんを目当てに新宿御苑の野外フェスに赴いた際、鳥山さんを見た。鳥山さんのラジオを知ってから矢張り4年ぐらい経過した頃だろうか。鳥山さんはギターリストだ。4人編成だったが、ギターを気持ち良ーく弾いていた。ドラムスは神保明さんだった。最初は誰だかわからなかったが特徴のある顔に見覚えがあり、しばらく耳を傾けていれば、ビートが良く気持ちよい。とにかく勉強になったこの番組、印象に残るのは、ハード・ロック界のリッチー・ブラックモアが弾く「バーン」のリフにクリソツなリフのジャズ・ギターを聴いたこと、ハイラム・ブロックというギターリストが他界し哀悼の意を込めて彼のナンバーを流したこと。後者のハイラムに関しては、ライブ・ビデオ(細身だった)を見た経験があるのと、東京ジャズ・フェスで来日しNHKでその勇姿(太身だった)が映り演奏はおもしろかったのであるが、この番組でその訃報を知る事に。鳥山さんはハイラムとは友達だったと言っていた。職変えした影響で、ここ1、2年はたまにチェックするぐらいに止まっていた。久し振りにこの番組を思い出しタイマー録音を仕掛けた。が、様子がおかしい。周波数を間違えたか。番組のことをネットで調べる。すると終了していたことが発覚、9月一杯であった。10月下旬にこれを知る。寂しさに襲われる。残念の一言。ホームページによると10年続いたそうだ。ん〜。ちなみに、この前DJはルーシー・ケントらしい。俺、彼女の声、好きなんだよなぁ。鳥山さんのレコードは一枚持っている。「ア・テイスト・オブ・パラダイス」だ。一曲目のインストのメロディ良いよのよぉ。女のヴォーカルものもチャーミングで良い。ライナー・ノーツが入っているのも日本人アーティストにしては珍しらしげで、なんとライターはプログレシッヴ畑、特にピンク・フロイドで有名?な立川直樹さん。それによると、鳥山さんの父君はジャズ・ミュージシャンとのことだった。

チューン:アンヴィル/metal on metal(カナダ出身。1984年初来日、西武球場のへヴィ・メタル際でオープニングを務めたはず、たぶん。当時はいかにもメタル然としたサウンドで殴りこまれた感があるが、今聴けば魂はロックだったのがわかるぜZ!906) → https://www.youtube.com/watch?v=jiWcQlzPriI