嬉しいプレゼント

昨日は久々に地元のユニオンへ出向いた。例によってメールで「オレンジ・カードの¥600以下の商品は全て¥100でセール」の告知があり、休日も手伝い時間を割く気になった。今回は割りに景気の良いセールだ。安さに優るもの無し。先月のゴールデンウィークの最中、レコードを40枚ほど売却したばかりで、極力モノは溜めたくなかったが、ま、仕方あるまい、また売れば良い。平日の昼下がり、店内は空いていた。さぁ、全ての棚の中を目配りし、オレンジ・カードを発見し次第、手に取り¥600以下であるかどうか、そしてブツの内容をチェックしていく。ストーンズの80年代後期と思われるアルバムが出て来た。が、内容に不安を覚え辞退、目ぼしいのは結局1枚にとどまる。ジェフ・ベックの「ラフ・アンド・レディ」だ。これは前から聴き直したかった。ベックは一時期、全アルバムを揃えていたが、10年数年前、「ブロー・バイ・ブロー」「ワイアード」の2枚を残し他は売却。ベックはこの2枚だけで事足りる。しかしながらこの「「ラフ...」は音が良かったよなぁという想いが富にに強まり始めて約2年経ったか、ジャケに目立つ痛みは無く¥100というベストな値で購入に漕ぎ着けられた。そして23時半頃、他に¥100コーナーで買ったカーメン・マックレェのライブ盤の2枚、ルイ・アームストロングのベスト盤、10CCのベスト盤とともに、ベックのレコードをジャケから取り出す。すると、中から見慣れない折りたたみ用紙が出て来た。広げる。ポスターだ!ベックの上半身。写真はBBAのフォトと推察する。これは国内盤だが初回プレスではないはず。初回盤のライナーノーツは福田一郎さんだと思うのだが、この盤は、福田さんと渋谷陽一さんの2人である。だから帯付きでなくとも再発盤だと解せた。再発売を記念する特典でこのポスターを付けたのか甚だ疑問で、以前の所有者の誰かが他のアルバムから紛れ込ませた可能性も大。これまで何人ぐらいの手を経て来たのであろう。兎に角、このようなブツと遭遇するなんて、それ相当の確率でないと起き得ないことだ。偶然の出来事ではなく、起こるべくして起こった(ベクッタ)今回のベック・グッズ入手劇だ。僕はつくづくベックとは縁で繋がっているとスピリチュアルに思い込まずにいられない。
本日チューン:Situation /JEFF BECK GROUP (今回購入したアルバムから。これは2曲目。1971年リリース。
ジャケ写を見ると改めて凄いメンツだと感じ入る。左上がベック。この渋いヴォーカルは、ボブ・テンチ(左下)!545)→ https://www.youtube.com/watch?v=MSTQKuM8ZSA