テレビ「テレビ寺子屋」-4

2012年10月放送の有森裕子さん。ご存知マラソン・ランナー。生まれながらにかなりのO脚で、スポーツ選手にとって不向きな足とのこと。小学生の頃、捻挫かなんかで医者に診てもらったとき「見事なO脚だねぇ」と言われたのを切っ掛けにスポーツ道をさらに突き進むことになる。褒められて嬉しかった感覚があったらしい。もしあのとき「スポーツに向かない足だから諦めなさい」と言われたら素直な自分は受け入れスポーツを辞めていた、と回想していた。否定的な言葉でその道を閉ざされずに済んだという話しである。この放送の回のテーマは「あきらめない気持ち」。「なんでやったの(なったの)?」と否定的に問い質すより「せっかくやっちゃった(なっちゃった)からしようがない」と、その現象と向き合う捉え方がが前向きな気持ちになれるのだそうだ。有森さんの場合は、せっかくO脚に生まれたのだから、スポーツで他選手と争う際、どこまでこの不利なO脚が通じるかやってみよう、という気が起こったという。そんな発想がもてるものなんだね。あ、これ、有森さん自身「走ることが大好き」という、この大前提があっての話しであるー。
チューン:Marlena Shaw - Pictures and memories - 1977 Columbia(10数年ぶりに聴いた・2158) → https://www.youtube.com/watch?v=DOBsMTZjSFw