映画「サブウェイ・パニック」(BS・TBS)

一昨日に観た。去年暮れも押し迫った深夜に放送されたのをタイマー録画しておいたのだった。年末に新年号のテレビ・ガイドを買って知った。1974年公開。今から約20年前、深夜にテレビで放送されたのを観た。やはりTBSだったかもしれない。劇場公開から月日は20年が経過し出会い、そして今回また、ときを同じくして20年後に再開を果たした。この映画は今年で40周年を迎えたわけだ。「一度観たから(観なくて)いいか」と想いつつ掲載されている出演者に興味が引かれ即赤鉛筆でチェックを入れる。ウォルター・マッソーが出演しているのは分かっていたのだが、なんと、ロバート・ショーが出ていたのだ。この人は「ジョーズ」「スティング」で有名な俳優だ。間髪入れずこれら俳優の演技を観直したい衝動に駆られた。ストーリーは何となく覚えてはいたが、どういった演技を披露していたかまでは覚えていない。ニューヨークの地下鉄が舞台で、4人の犯人グループがハイジャックし乗客を人質に身代金を要求、警察の裏をかいて地下から脱出を図ろうとする内容。今回観直してみて楽しかったのは、両名優と他の出演者たちのセリフ回し。管制塔と電車を繋ぐ通信を通じて展開される警察役のマッソーと犯人役のショーの駆け引きは、妙に深刻ぶることなく軽妙であり安心して楽しめる。特にマッソーが洒脱である。こういうの好き、こういうのなんていうジャンルなのかなぁ、こういう類いの映画たくさん観たいねぇ、いや〜然し、ウォルター・マッソー、良いねぇ〜。そして、ショーの行く末とそれを見届けるマッソーの場面も見所。警察のチーム連携の描かれ方も印象的である。原作に沿って再現したものかどうか空想するところだが、ここは、お互い管轄を異にする警察同士が一致団結して力を合わせて解決に挑む、という様相で俄かにスリル感を覚えてその進行状況に目が奪われるところだ。エンディングは全く覚えていなかった。が、マッソーとその部下が犯人一味のミスター・グリーンのアパートを訪ね、僕は〝ピーン〝と来た。そして、マッソーがドアを閉める場面でその勘が当たった。それがエンディングであった。ミスター・グリーンは、何か見覚えのある顔だと気になっていたが漸くわかった。ヒッチコックの1960年「サイコ」で刑事役として出ており、あの〝階段のシーンから後ろ向きで○○○〝シーンを演じた俳優だったのだ。う〜む、「サイコ」かー。およそ20年前までに2回観たと思うが、それっきりだなぁ。
本日チューン:オズィー・オズボーン / I Don't Know (1981或は2年の映像。ギターはランディ・ローズ。かっこう良い!オズィーが実に嬉しそう。幸福最中にいるみたいな感じ。2人とも乗ってますぞぉ。このアルバム、今度入手しようっと。 → http://www.youtube.com/watch?v=47W3Z0QK4SA)274485