是非「生」で拝見したかった人ー3

先月28日放送のNHK「演芸図鑑」では「玉川奈々福」が出演していた。女流浪曲師である。かれこれ約10年前、将棋ペンクラブの集いの酒の席に初参加の折り知り合った。僕が人形浄瑠璃に興味を覚え放送大学でやっている「日本の伝統芸能」という科目を録画していることを話すと、奈々福さんは驚きを見せて偉く気に掛けてくれ、しばらくずうっと話し相手をしてくれた。今年も僕に「○○○君、元気?」と年賀状を送ってくれた。4ヶ月前にメールのやり取りはしたが、4年ほどは会っていないだろうか。それまでは浅草の木馬亭や上野まで浪曲を聴きに行っていた。当初は人柄に惚れて行っていたが、段々じわじわと浪曲自体も面白くなり顔がニンマリと覚えるまでに至った。7年前ぐらいか、僕はその奈々福さんに、否、当時の呼び名「玉川美穂子」だったが、「スミ」さんについて訊いたことがある。「玉川スミさんをテレビで見たが惹き付けられた。生だと迫力ありますか?」。「うーん!スミ師匠。この前ご一緒したよ。元気よぉー」という答えだった(1547)。
選曲:大橋純子 / たそがれマイ・ラブ(パワー・ヴォーカルが素晴らしい大橋さん一世一代のハマリ曲。大橋さんのLP【マジカル】はあと一枚で全部揃うが中々どうしてもゲット至らず。5枚目かに「北島三郎音楽事務所」というクレジットが見受けられるように、かつては北島さんの事務所に所属していた。両者の同郷のよしみという以外に矢張り大橋さんの歌唱力に惚れた北島さんが熱心にスカウトし所属させたらしいとは僕の予測。「北島さんと方向性の違いで同事務所を離れた」との大橋さんのコメントを何かで読んだ。3年前、FM東京のスタジオにてキリン・ビール主催の大橋さんのライブに葉書で応募し見事当選、最前列で観た。とても素敵なパフォーマンスに打ちのめされっ放しだった。1978年シングル盤リリース) → http://www.youtube.com/watch?v=IPbvBjihbnk