映画「遊星からの物体X ファーストコンタクト」-1

この映画の存在を知ったのは3ヵ月ぐらい前である。人から聞かされ「へぇ!」と驚かされたのだった。さらに内容は1982年作の前日談を描いたものと教わり「そりゃ面白そうだ、観よう」と即思った。リメイクというものより興味深いじゃないか。それからなぜかすっかり忘れ去り3ヵ月が経っちまった。私宅には市販のDVD映画が一つだけある。それが「The Thing(遊星からの物体X)」である。中古で買ったものだ。久々に中を開けてみた。レシートが入っており「2011年9月23日¥600」とあった。大体4回ぐらい観返したであろうか。初めて観たのは約20年前。たしかこの映画が大好きだという友人から借りたビデオで観た。この映画が封切られてから約10年以上が経過していたことになる。23日にシモキタはDVDレンタルショップ〝ドラマ〝へ北野武監督の「アウトレイジ・ビヨンド」と「X・MEN」(別)の返却をした。「クダラナイよな」と想いながらも「X・MEN」の2と3を観たくなり店員に案内してもらい2つとも手に取った。最近はどのコーナーへ行けばよいかもわからない。もう既にどのコーナーだったか思い出せない。アクションだったか、SFだったか、やけに細分化してカタカナでなんたらかんたらだったか。「X・MEN」を手に取り、レジへ向かおうとその場を離れるべく右に顔を向けたその途中、これはなんと云う偶然か運のお導きと云おうか、いきなり「遊星からの物体Xファーストコンタクト」のカヴァー・ジャケットが我が目に入り込んで来たのだった。
選曲:グリーンスレイド/Sundance(1973年リリース。イギリスのダブル・キーボード編成4人組みのバンド。セカンド・アルバムまではギターを入れずピアノ、オルガン、メロトロン、ヴァイブラフォンといった鍵盤楽器群が妖しくもドラマティックに響くサウンドが他のロック・バンドとは一線を画していた。ヴォーカルとキーボード担当のデイヴ・ロウソンも良いが、リーダーのデイヴ・グリーンスレイドの操るジャズ寄りのインプロヴィゼーション・ソロに興奮を覚えてしまう。バンドは計4枚のアルバムを残して1977年に解散。グリーンスレイドはこのバンド結成5年前、ジャズロック最強と云われた"コロシアム"で活動していた。そのコロシアムは再結成後、2007年に来日、川崎チッタでライブを行った。僕は行った。料金は一万円だった。グリーンスレイドさんを見れたのは嬉しかった。クリス・ファーロウも良かった、ジョン・ハイズマンもちゃんとした個性のあるドラマーだったし、テンペストに在籍していたマーク・クラークも歌えるベーシストで明るい人柄に好感を持った、”ローナー”を弾いていたクレム・クレムソンも初めて見た、ハイズマンの奥方でサックスのバーバラ・トンプソンも初めて見た。なお、アルバムのカヴァー・アートは有名なロジャー・ディーン。この人の絵、良いでしょ)→http://www.youtube.com/watch?v=P8DXWZn-Bvs(1122)