A級順位戦ー5

さて、谷川さんの結果だが、まさかの「負け」であった。勝ってくれると思っていたのに。相手の屋敷伸之8段に敗れた。「あ"−ぁりゃ"−」と気が遠のいた。自分自身の夢を壊されたような気分になった。「これで陥落だ」と諦めた。番組はしかしその割りにナレーションなり文字なりで直ぐ陥落したことを報じない。とにかく見続ける。長年の連続A級在位、たしか30年間の記録は終止符を打ったかと残念な気持ちに浸っていた。そしたら、朗報だ。目の前の視界がパッと開けた想いである。もうひとり、2勝7敗の棋士が出た。谷川さんはその棋士より順位が上である。従って下のBクラスへの降級は免れたのだ。良かったぁー、胸を撫で下ろす。しかし2勝7敗という成績は悪かった。降級せずに済んだのはとても運が良かったと云える。このままの調子では来期はキツイ、落ちる(我ながら段々と読めるようになってきた。少しは厳しさを知った人間になったのだろうか?)。谷川さんは、去年の暮れ、日本将棋連盟会長の米長邦雄さんがガンで他界したため理事職から会長職の任務を引き継いだ。ある棋士が、対局以外の任務に就くとその分将棋の研究に費やす時間は減るのだと話していた。谷川さんもそうに違いない。良い調子で対局に臨めていない。一部を除いて他のA級棋士は理事職についていないからその分研究に没頭出来る環境だ。この差は著しく激しい。谷川さんの絶対的不利の事実にファンとしては心残り極まりない。
John Sykes/プリーズ・ドント・リーヴ・ミー:1982リリース(98694)→ http://www.youtube.com/watch?v=iKkmKmkCeBo
フィリップ・ライノットは温かみのあるやさしい声の持ち主であるのを再確認したな。ジョン・サイクスの〝泣き〝のギター・ソロは涙が出ちゃうよね。原題は「ダーリン、おいていかないで」って感じかなぁ。聴けば胸が締め付けられるメロディとサウンドだが、どんな歌詞なのだろう。男側の気持ちを綴ったものなのか、女側の気持ちを代弁したものなのか。調べたいが、英語をヒヤリング出来ない(涙)。