LP「MSG/Micheal Schenker Group」

標題のブツを渋谷にてゲット。オリジナル盤で50%割引の¥750。シミが少々目に付くものの、他に痛みは見られず、これは安いと思った。少考し、買った。国内盤なら¥100で出回っている代物だが、オリジナルはやはり味というものが違う。ジャケットはエンボス(凹凸)使用、インナー・スリーブ付き。帰宅して、当時抱いた印象を確かめるべくプレイヤーに載せて聴く。20年ぶりかももしれない。悪くない、良いと思う。売り手放した理由は全曲好きではないためと、ジャケット・デザインもなんか嫌だったからだ。でもジャケは今は気にならない。シェンカーのギターはやはり良い。リズム・バッキングだけ耳にしていても充分楽しめるし、ソロ・フレーズも流石、センスは一流と思わせる。シェンカーの行き届いた計算が働いている事を確認した。楽曲はポップさが鼻に付くが、まぁ良い、聴き流そう。当時は一応全作揃えたが、何と言っても、次のスタジオ作「Assault Attack」が圧倒的に好きで、他は要らなくなってしまったのだった。店を移して、もう一枚、同じギタリストの松原正樹の「Sniper」を¥380でゲット。本でプロレスラーの小橋健太のリング・テーマを収録していると知り、聴いてみた。ん〜、違うんじゃないかな、こんなのだっけ。僕が知っているのと違う。まぁ、他の曲を聴けば″泣き″のギター・メロディの音が良い。もう胸キュンもので、僕はこういうの大好き。松原さんのファンになった。お歳は還暦ぐらいか。今までは渡辺真知子さんのいずれかのアルバムに参加したプレイしか知らなかったが、フルで初めて接した。なお、先述のマイケル・シェンカー、知らない人に言っとくが、この人はハードな音を出す面と″泣き″のギターで大有名である。お歳は多分今年まだ57歳。