今週の「メイキング・オブ・マチコズ・ミュージック」ー2

今週とり上げられた曲は「ブルー」。このコーナーは、今年の1月から始まった事を同じリスナー仲間から教えてもらったが、この6月最終週上半期最後にして登場した。そのリスナーから「あれ?″ブルー″まだやってなかったっけ?」と、意外さを持った自問自答の声が聞かれた。僕はこの5月からの新参者ゆえにわからなかったが、それは有名ヒット曲である点その他からも「なるほど」とその気持ちを察しその意外さも共感出来た。この日はお互い公開現場に赴いており席が近かったのである。この曲はシングル盤「迷い道」「かもめが翔んだ日」に続く第3弾。デヴュー・シングル「迷い道」では大変だったと渡辺さんは振り返る。お若い10代から既に自ら曲作りを始め人前でも実演していたと予想されるが、これに関しては「レコード会社の人からヒットソングはこうして作るのだと教えられながら作った」そうだ。やり直しの要求が繰り返し成されたらしく、当時お住まいの横須賀から会社まで16回を往復したそうだ。そして「この3曲目にして初めて″会社から好きにしていい″が出ましたね」と語る。この時ご年齢は22歳でいらしたという話しだが、この若さでこの大人びた声、歌い方ー、僕は30歳ぐらいに聴こえてしまう。