NHKテレビ「SONGS」で八神純子ー1

昨日の夜9時頃、風呂上りから着替えを済ませ、晩飯をこしらえるその前に布団の中で観た。これは去年の10月13日放送分。何かふと予告編で知って予約録画しておいたものだ。4ヶ月以上が月日が過ぎて観ることになる。秋の放送、良い季節柄。早いものだ。八神純子さんはベスト盤1枚を持っているだけだが好きな人である。そういう好きな人はゆっくり心行くまで観ようということで、季節は気付けば冬に移行していた。でも昨日は南風が吹く暖かな穏やか良い日だった。番組30分間を通じて、余裕綽々とリラックスして歌う八神さんが目を引いた。インタビューを見聞きしていると力強い人だなと嬉しくなった。このインタビューでは知らなかったことがいくつも聞けて有意義であった。「私の母が洋楽好きで家の中ではしょっちゅう聴いていたのを憶えている」というのは、八神さんのルーツを知った想いがして興味深い。「へぇ〜、じゃぁ、それ無くしては少女時代からピアノを弾き始めて作曲に没頭する人生も有り得なかったかもしれないんだ」と、つまり"シンガー・ソングライター八神純子"は存在し得なかった可能性もあると分析したりする。考えてみたらこれ恐いぜ。番組の中で八神さんは高校生時代に通っていた音楽教室に18年ぶりに訪れて当時の憧れだったという男の先輩だという人と、やっぱり18年ぶりに再開する。その方は岩間雅彦さんというお名前で、この方のコメントも面白く興味深い。「うたを歌える人は作曲出来るという持論が僕の中であって、こんなに上手にうたを歌えるのなら彼女も作曲出来るはず。だから彼女に作曲を薦めた。そして出来上がってきたものは、他の人のうたを歌っているものより全然素晴らしい曲だった」というものだった。それが当時17歳・八神さんが初めて作詞作曲した「雨の日のひとりごと」だったのかな。その教室内で少し、八神さん座って自らピアノを弾いて歌っていたが、うんっ、素敵なミュージックだった。続く