ロケット団定例集会その49(1)

先月14日、新宿末広亭にてロケット団の漫才を観た。毎回金曜日で21時30分〜23時の間にライブが行なわれる。毎年1月3日にNHKテレビで爆笑問題が司会を務める「東西寄席」という3時間生番組で映るあの末広亭、ここまで自転車で走ること25分で到着。いかにも年輪を感じる雰囲気ある小屋だ。中に入ると日本的な極致。いきなり昭和初期状態。正面席は新しく座り心地の良いものに替わっているが両脇は座敷畳席で靴を脱がないといけない。こういう空間は大事だ。昔から伝わる日本情緒の中に身を置いて何か嬉しく落ち着ける自分がいる。この落ち着けるっていうのが大事。席が隣同士近いので神経を使う面もあるがお互い譲り合う場面も時に生じるぐらいで大した問題ではない。最近は譲り合いっていう風景を見ないよなー。この場所は普段の落ち着き方とは趣きが異なる。うまく言えないが、年月を経てきた歴史の匂いがして安心感を抱けるのだ。自分が小さい頃は割合見掛けた風景の気がするがいまはとんと見掛けぬ。今回で7・8回目の入場であるが毎回新鮮。