日曜日壱日

シモキタ・ユニオンからメールで「日曜日と月曜日は\100LP・CDセール約1000枚放出」というので出掛けてみることに。今回も良い物はなかった。DVDコーナーに行くと久々にたくさんの新入荷商品が陳列されている。プライベート盤だが、ウェザー・リポートの釻78年ドイツでのライブとハンブル・パイの釻74年のライブとスティーブ・マリオットのインタビューそして釻87年のライブを手に取る。店内をジャズ、ロック、プログレ、日本人のコーナーを回り、ハンブル・パイは断念した。アルバム「サンダー・ボックス」のツアー時のライブが数曲収録されており溢れんばかりのガッツあるハード・ロックの演奏が映像で確認出来るのか!と期待したが、どうもジャケ写真から一見するに粗末そうに感じて\700と割安感ありながらもとりあえず止めた。店内を出て次はドラマへ行くと、中学生のときに途中まで読んで止めてしまい結末を知らないままの漫画が入荷されており、その結末を知りたくその2冊を買う。約27年ぶりか、魚絵。レコ・ファンへ行く途中、前から知っている建て替え工事場所の横を通るとその管理の連絡先が新たに備え付けられていた。自分の知っている不動産屋であった、ガクッ。以前の4階ぐらいから今度は7階に変身する。今後周辺もこの高さに建替えが進めばスカイ・ラインは臨めないまちになる。こういう空間までもが地主たちのものであるとは思えない。世田谷区行政が高さ制限を緩和した地区計画を決定した罪は大きい。ピーター・バラカンさんではないが経済より大事なものを失ってはいけない。レコ・ファンのあとふと駐車場に目をやると優歌団の木村充揮さんそっくりさんが帽子を被り着座して片手にビール缶らしきものを携えていた。「ん、えっ」と見ていると、こちらの視線に気付いたのかこっちを見た。見続けるのは失礼な感じがして視線をそらす。しかし気になりまた見る。するとまたあちらもこっちを見た。そのあとはもう止めた。実は22年前、優歌団所属の事務所で短期間のバイトをしたことがある。コンサート終了後、メンバーの身近で片付けなどをしていた際に木村さんの目と自分の目が合った。木村さんはこっちをじぃっと笑み含みの目をしながらお辞儀をした。あわててこっちもお返しする。するとまたお辞儀をする。無視出来ずまた返す。やがて近しい方と思われる子連れの女性が現れ木村さんは「おぉー、来たの、どれどれ、おいちゃんとこお出で」とその子を抱き上げたのだった。いま思えば、先ほど声を掛けておけば良かったな。この出来事の数分前に芸能人らしき人を見た。マスクをしていてはっきりしないがよく似ていた。テレビとは違い随分地味でにわかに僅かに噴出す。あずま通りの青くペイントが施された井の頭線ガードにて写真を撮る。本多劇場前に〝下北沢演劇祭〝の垂れ幕が目を引き、あまりない機会だと思い記念に撮った。そのついでというわけではないが先のガードも撮った。その後オオゼキで一週間分の買い物をして自転車の籠に入り切らず。悪名高き開かずの踏み切りがうまい具合に上がったところを渡れた。大変珍しい。補助54号線の計画予定地の路地を自転車を押しながら歩く。日曜日を歩くのは久々で人々が多いのが新鮮に感じた。どの通りにおいても人々の表情を見るとやはりリラックスした感じがあった。外から来た人たちだろう。歩いているのを楽しんでいるようだ。この通り沿いにある区議員の選挙事務所がいきなり準備されていた。シモキタ問題で取り組むのは、世田谷区議員およそ60人の中ではほぼこの人だけが頑張っている(
http://www.ne.jp/asahi/setagaya-kugikai/mutouha-shimin/)。次回も当選してもらわないといけない人である。手伝っていた人の中で、あるライターの姿があった(http://www.bekkoame.ne.jp/~shida-a/)。ミュージック・マガジンで記事を書いたり玉置浩二の単行本の著者である。声を掛けたかったが、荷物の多さに身動き取れないのと体調がすぐれず休みたくそのまま見送りながら帰った。来週以降この場に顔を出し何か手伝っていこう。