「やすきよ」はすごかった-2

たくさんの証言をする人たちの中で、勉強になったのがお二方いる。レッツゴー三匹の正児さんとプロデューサーの澤田隆治さん。正児さんは「アドリブみたいに見せる漫才がよかった。初めてダイマル・ラケットさんの漫才を見たとき、本人たちが舞台でプーッと吹いて笑いながら漫才をやっていた。″あーやってる演者が笑ってやって楽しいなぁおもしろいなぁ″と観てた。しかし、あれはアドリブじゃないいんですよ、演じているんですよ。あれはアドリブに見せる芸なんですよ。その芸を、やすきよはできたんじゃないですかね」と語った。澤田さんは「ダイラケさんの漫才の技法をマスターして、その上に自分たちのつくってきたスピード感、現代性をミックスさせて、やすきよが出来たと思うんですよ」と語った。俺は「そうだったのか」と遅きに気付いたことを悔い、「なぜ自分自身で気付けなかったんだ!」と反省した。人に言われてわかるのではなく、自分自身でわかりたかった一件である。
Ronnie Montrose - Rocky Road (最近これが収録されているLPを買った。約15年ぶりにターンテーブルに乗せただろうか。やっぱりこれは良いアルバムだ。1978年当時の映像らしいが、モントローズさんはライブにこそ力量を発揮するタイプのようだ。381)::: https://www.youtube.com/watch?v=3P8p4ez401o