藤井聡太四段ー4

藤井氏が仕掛けた。森内氏は考慮時間を使って手を読む。中盤で藤井氏より多くを費やし考慮時間は半分以上の差が出る。藤井氏の着手は早く攻勢の手を緩めない。森内氏がとうとう反撃に角を出た。藤井氏は構わずに森内陣を目掛けて、単騎の銀が動いた。攻めが細く一旦緩い手のように映ったが、これがウルサイ手だと徐々に理解できた。この振り解けない銀の存在が優勢を確立したようだ。また、解説では藤井氏の△2二歩が評価されていた。結局、森内氏の反撃は遠く及ばず、受け一方から凌ぎ一方へと追い詰められて受け無しとなった。15秒ぐらいだろうか、しばらく右斜め遠方を少し見上げ続けた。そして頭を下げて「負けました」と投了した。
Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet 20080319@ キネマ倶楽部 (最近、菊地成孔さんのCDをまとめて3枚買った。かっこいい。18123)::: https://www.youtube.com/watch?v=QEjWOltYZjQ