強迫観念

ここ何年か、鍵を閉めるのに妙に気を使っちまう傾向が治らない。何回も確認しないと気がすまないのだ。結構前、本でちらっと読んで知った「強迫観念」、これに嵌まっていると思った。ネットで「強迫観念」を検索。説明を読めば、なんかもう病気の扱いである。まずいと思った。これを読む前、少し工夫を凝らして鍵を閉めたのだが、「強迫観念」が大分薄らいだのに胸を撫で下ろした。突拍子ない行動だったが、成功である。工夫を凝らした、とは、鍵を閉めた際、強烈に印象付けるために、腰を左右に振ってみたのだ。とてもヘンテコリンであるのだが、マンション階段を下りて、自転車まで辿り付いても不安感が起きないのだ。「あのとき腰を振ったからちゃんと鍵を閉めた」と確実なものを得ているという強みを感じるのだ。普段なら、鍵をガシャンと閉めてドアノブを持ち回転させて引っ張って開かないことを確認する。しかし、これをやっても、自転車まで着いたとき、閉めたかどうか不安感が沸いてくる俺だったのだ。また確かめに行く、なんてことがよく起こった。上の空で動作するからだろう。面倒がっているとき、急いでいるとき、こういう二度手間確認が多い。しかし、そのいつもの動作にプラス「腰振り」をくっ付けると、強烈に記憶に刷り込まれるようだ。「やった」という安心で自信が持てる。身体の色々なところを使うと、その動機付けとして、頭の中に定着してくれる。面倒が掛かる形だが、これぐらいなら腹は立たない。不安になるんだったら、面倒を掛けたほうが返って安楽を得られ得策だな。
Terry Riley - A Rainbow in Curved Air (テリー・ライリーの1969年作品。ミニマル・ミュージックの金字塔的作品とのこと。ソフトマシーンが影響を受けているというのを知っていたが、漸く、この人の作品を聴いた。古道具屋で¥1200で入手。中古レコード屋で買うより大分安いはず。1980年代前半にブームになったテーブルゲームギャラクシアン」のサウンドを思い出す。この音源から引用したんだなぁ。638):::https://www.youtube.com/watch?v=AF_iO449NnQ