ジョニ・ミッチェル

「HEJIRA」(1976年リリース)というアルバムを28年前、\700の中古レコードで買った。今は無き渋谷の「Hunter」だったか。音楽評論家の渋谷陽一さんによるディスクガイド本で見て買った。当時の俺は、ハードロック、へヴィ・メタル、プログレシッヴがメインではあったが、「これではまずい」と不安を抱いており、チャレンジというか、ミュージックは幅広く聴かねばいかん、でないと狭い視野の人間になる、と恐れていた。それで、渋谷さんの文章が気を引いたのだろう、このジョニのアルバムを買ってみたのだ。聴けば、全編アコースティックだ。しかし、これが良い音だった。ほとんどというか、あまり聴いて来なかったものの、現在まで売却せずにいたのは、渋谷さんが言うところのモノクロなサウンドがいつまでも新鮮な響きを轟かせるせいだ。先週のピーター・バラカンさんのラジオでは、ジョニのこのアルバムから一曲がオンエアーされた。ジョニの近況が報告された。病いに伏していたが最近退院し、他のミュージシャンと一緒に撮った退院後のジョニの写真がネットに掲載されていたらしい。顔色も良く元気そうで、ピーターさん自身も安心できたと語っていた。年齢は73歳。そういえば、1979年頃のジョニとジャコパスの共演ライブ映像を持っていたっけ。良いライブだったなぁ。
JONI MITCHELL song for sharon (B面1曲目。18年ぐらい前か、テレビ東京で、ジョニに、井上順がインタビューしてたのを観た。これ、考えてみると、凄くねぇか?1075)::: https://www.youtube.com/watch?v=zm3dGPyezIM