都知事選

候補者が出揃ったようだ。鳥越俊太郎氏の出馬、サプライズである。俺は労働は休みのため、テレビ「ミヤネヤ」で記者会見の中継をゆっくり視聴できた。氏は出馬の理由を3つ上げていた。俺はどれも好感を抱いた。3つ目の「今までアウトサイダーで生きてきたが、このままでよいのか?インサイダーとして生きなくてよいのか?という内なる声が出てきて、残り少ない人生は都民に捧げたいという決心が付いた」という訴えが耳に絡み付く。参院選の結果を見ての決心とも言っていた。政策は告示のあと発表していくとの発言であったが、自身がガンを患っていることから、ガン患者を支援する考えのあること、公共事業をやらないという大まかな構想、舛添氏の税金を軽く扱った感覚が情けない、という話しが聞かれた。「良いなぁ」と俺は聞きながらも「ご自身のガンは大丈夫なのかな。途中でその病に伏してはまたしても道半ばで終わるんじゃないか」と3代続けての途中降板劇なだけに不安が過ぎる。しかし、しばらく聞いていると氏自ら「私のガンは5年は大丈夫。10年は持たないが5年は大丈夫」と念を押すように繰り返した。「んー本気だな。一票を投じたい」てな気になった。ミヤネヤのコメントする人たちは「さすがにしゃべりは上手い。しかし、東京の子供の出生率を間違う、オリンピックの予算を知らない、具体的な政策面の話しが出てこない、残念な記者会見」との評を披露していた。しかし、良いんじゃないか、と俺は思う。また、3時間後、別のテレビ局で候補者が一同に会して意気込みを問う番組も視聴した。「選挙権が与えられた18以上の若者たちに何を訴える?」との質問に、小池氏、増田氏、弁護士さんが「明るい未来を自分たちの手でつかめる社会に」みたいな感じだったが、鳥越氏だけは「残念ながら未来は明るくない。これから君たちは老人を抱える大変な事態が待ち受けている」とあえて暗い未来社会を強調し、その覚悟を持とうとのメッセージを発信していた。なんだかスタート地点に立って歩んでいくみたいな気になっちゃったのだが、みなは如何にあろうか。
The Crusaders - So Far Away - Live Recording(クルセイダーズの1974年のライブ・レコーディング。キャロル・キングの1972年の作品をカヴァーしているのだが、良い曲なんだなよなぁこれ。このクルセイダーズ流の料理も最高やな。キャロルは黒人アーティストに多くカヴァーされているんだよなぁ。あのビートルズアメリカを訪れたとき、キャロルを表敬訪問したという話しを読んだことあるが。作曲家としての地位は抜群に高い。キャロル自身は声に自信が無いと思っていた時期があるらしいが、いやいやどうして良いよー。4596) ::: https://www.youtube.com/watch?v=TnZ4YmGWyWc