スピーカー・ケーブル「ZONOTONE」ー1

先月末、スピーカー・ケーブルを交換し、レコードを聴いた。エライ違いであった。「えぇ!」「おぉ!」と声を上げて驚いたくらいだ。格段に良くなった。音像がさらにクッキリ、音圧を感じるのだ。ヘッドフォンをしているような音圧だ。その聴いているサウンドを確かめたい局面になると、今までは、耳に手をかざしてその細かい音を拾っていたが、今後はその動作も必要なさそうだ。音楽は、ヘッドフォンで聴いてはいけない。スピーカーで聴くべきだと実感する。俄然、楽しいのだ。が、一週間経たない内、疑問が沸いて来た。ベース音が「果たしてこれでよいのか」と考えるのだ。交換し聴いた当初は、立体的でまろやかにふくよかという印象に支配されていたのだが、ソフト・マシーンの「バンドゥルス」を聴くと、以前とは随分違うのだ。ロイ・バビントンのクセのあるベースがわかりづらい。試しに、ユー・チューブでヘッドフォンで聴くと、ロイのベースは前面に現れる。なんか、こっちがよい気がする。今までずうっとこうだったから馴れているともいえるが。ん〜これは、手放しで「よい」とばかりには喜べないな、もっと研究、探求せなあかん。
●The Soft Machine - Hazard Profile Part 1(マシーンの1975年に出た8作目。マシーンの作品にギターが入るのは初。アラン・ホールズワースが担当。これ一作で脱退。後釜は、知名度こそアランに及ばないが、テクニシャンで情感も豊かなジョン・イサリッジ。6,354) → https://www.youtube.com/watch?v=eOVChXYu4yg&nohtml5=False