7年ぶりの友人

久し振りのご対面である。以前の職場で知り合った。一緒にいた期間はそう長くない。名はYさんという。ミュージックに熱心な人で、教えてくれたり、逆にこちらの得意分野にも耳を傾けてくれた。彼自身が楽しく語る様がなにより気持ち良い。その職場では短期間の付き合いであったが、ミュージック好きが縁で関係は終わることなく、その後も再会したのだ。今回は7年ぶり。少し老けたやもしれぬ。あともう一人、Aさんである。Yさんと同様に同じ職場で知り合った。この人とも7年ぶりの再会であった。やはり、ミュージック好きである。今日わかったが、この人もミュージックが血となり肉となっている人種だ。当時の僕のことを、彼自身のフィルターを通して話してくれた。嬉しかった。こんな僕でも、人の記憶に残るような振る舞いはしたんだなぁと。僕という存在が、そう印象悪くなく彼の記憶に残っていたわけだ。これは僕が生きたという証しになるぐらい大きな価値と捉えて差し支えない気になってくる。大袈裟かもしれぬが、自分が人の記憶に残るというのは、日々生活の中の生きがいにも通じそうな、楽しく生きる糧に成り得るのではあるまいか。そういえば思い出した。僕が彼に引継ぎをするのに、正確に伝えたい想いがあって少しばかりではあるが案内したことがあるという記憶が甦ってきた。自分の悪い癖であるウザイほどの教え過ぎ、これをわきまえて彼に教え伝えることが出来るかどうか、と実は案じていたのだ。不親切はいけないが親切すぎるのもいけない。この中間をいくのが僕に課せられたテーマだと構えていた。そう勉強する気で彼と一緒に行動したような気がする。これは同職場のA.Iさんの影響が大きい。
チューン:Bu-FLASHBACK_Yuji Toriyama_鳥山雄司(胸がトキメクが如く情感豊に歌うギターが大好き。655) → https://www.youtube.com/watch?v=AOlIhm0KIR4