ありゃ2月3月ブログ書いてない

結構と怠けた、あかん。ネタはあったのだがサボってしまった。今から思い出して書くのは可能としても、記憶の新鮮さが損なわれている。生き生きとしたものを書くのは不可能。
ひとつ、先月末のことを書こう。将棋関連。NHKが3月29日に放送した第73期A級最終局結果を見た。珍しいことに、4人が6勝3敗という成績で並んだ。四つ巴である。これは盛り上がる。この4人の中で勝ち名乗りを上げたのは、行方尚史8段、42歳。タイトル戦出場は一回だけ登場し敗退しており、この4月の名人戦で2度目となる。僕はこの人は好きである。羽生さん相手に頑張って欲しい。テレビでは、この四つ巴は過去にもあったという。23年前の第50期で、あの15世名人・大山さんが69歳にして、最終局で谷川さん(のちに17世名人)を破り6勝3敗としたのだ。同率の成績を収めた4人が当時の名人・中原さん(16世名人)への挑戦者争いを巡り、A級では最下位と厳しい順位の大山さんは順位一つ上の高橋さんと闘い、力尽きる。高橋さんはこのあと闘いを続け挑戦権を獲得した。さて、今期は行方さんに挑戦権が決まった。僕は「ハッ」とした。行方さんは、大山さんの最後の弟子なのだ。行方さんがNHKの小学生将棋名人戦で敗退し悔しくて廊下で座り込んで泣いているところを、大山さんが「なに、ぼく、悔しくて泣いているの」と声を掛け、結局これが縁で師弟関係になったエピソードを知っていた。今期、弟子が師匠の雪辱を23年ぶりに果たしたといえる。こんなこと中々有り得ない。「奇跡だ」と少なからず戦慄を覚えた。NHKは、こういう報道しなかった。甘いそ、NHK(怒)。40978
チューン:悲しい色やね 上田正樹('84) → https://www.youtube.com/watch?v=Xnj8PM-UfOc