ドラマ「ナイフの行方」

去年12月下旬に放送されたNHKドラマ。主演は、松本幸四郎さん。ちらっと予告編が目に入り、硬派な雰囲気が感じられてタイマー録画をしておいた。内容はどうであれ、松本さんの演技をじっくり見たくなった。子どもの頃、NHK大河ドラマ草燃える」で主演を演じた松本さんが良かったのが忘れられない。子どもであるがゆえドラマの持つ意味をわかってないながらも直感的に魅入られていた。つまり、テレビという架空の世界ではあるものの、松本さんという人物に魅せられ心を奪われたのだ。今回では、相手役の相武紗季に「つぎ男とお似合いじゃないか」と諭すシーンがある。このときの演技が実に良いー。巻き戻して何回見直したことか。2時間30分のドラマにあって、このシーンが最高だ。しぐさ、表情、声のトーン、タイミングどれもが絶品の演技で、観る者を喜ばせてくれる。これだけで、このドラマを観て良かったと思える。
チューン:Quincy Jones Ft Patti Austin Somethin' Special (ヴォーカルは、パティ・オースティン。大好きである。クインシー・ジョーンズの1981年のアルバム「愛のコリーダ」に収録。たしか、このタイトルは、クインシーが大島渚の同名の映画を観て使ったんじゃなかったっけ。32)→ https://www.youtube.com/watch?v=j8ZPBHoceCo