映画「悪魔が来たりて笛を吹く」

角川映画。主演は西田敏行。やはり演技に魅せられる人である。日本人ながら表情も豊かなのだ。当時一体何歳だったのか。調べると32歳ぐらいだった。昔から上手いねぇ。当時、テレビのCMでこの予告編を見た。テレビっ子小学生だった僕は、これを夜に見て気色悪く怖い想いをした覚えがある。あの悪魔の偶像が気持ち悪かったなぁ。いまでは、安っぽく見えて怖くとも何ともない。大人だから当たり前か。レンタル店内を歩き回り、この映画タイトルが目に止まった。既述した記憶が甦り、手に取る。見たことが無かったのだ。監督が市川昆ではないため少し躊躇いが生じたが「主演は西田さんだし良いか」とすぐさま気を取り直す。ストーリーはやはりオドロオドロしかった。セリフには「ゲーテ」が出てくる。文学のことはよく知らないが「へぇ〜、ゲーテとやらにはこういう内容のものがあるのかぁ」と新鮮であった。西田さんの、斉藤とも子演ずる椿美禰子にみせる厳しさの中にも優しさが同居した表情がとても説得力があり惹き付けられる。素晴らしい表情である。なお、石坂浩司さんでは見られるフケのシーンは拝めなかった。
本日チューン:Bernard Purdie  Japanese TV show (素晴らしいドラミング!これ、当時、深夜のテレビ12チャンネルで生放送された。勿論リアルタイムで見たZ、良いだろ、自慢させてもらおう。当時こんな番組あったんだよ、凄いね。毎週見てたね。たしか、ブラック系が取り上げられていた頻度が高かったんじゃないかなぁ。後年、このバーナード・パーディのライブは行った。否、この出演した年に行ったのかなぁ、どっかにしまってあるチケットを見ればわかるこった)62111→ https://www.youtube.com/watch?v=j-Yb1DWP7cU&feature=related