マイルス・デイビスのLP50枚

2013年の大晦日、地元のディスクユニオンへ行った。前日に「14〜17時は大晦日特別のタイムセール開催」という告知のメールがあり、15パーセントを割り引くというのだ。50%割引のピンク色カードだと15パーセントを上乗せして65%の割り引き、30パーセント引きの黄色カードなら45パーセントの割引。ピンク色では、ロックLPで一点、バックストリートクローラーというバンドが陳列されていたのを思い出し、これは入手したかった。音は知らないのだが良さそうな感じがして聴いてみたかった。この日、14時過ぎに入店すると、既に多くの客で賑わっていた。と云っても、一昔前に比べたら減少している。以前はもっと盛り上がって熱気があったと思う。まあ、客層なのだが、見事に女が見当たらない。男ばかりである。笑っちまう。お目当てのLPを目指して歩を進める。「確か、この辺だったな」と店内隅のコーナーに着き、しゃがむ。床に置いてあるダンボール箱に収められたLP群をパラパラ捲る。簡単に出て来た。誰にも買われず残っていた。良かった〜。割引されて¥555。イギリスのオリジナル盤だからお買い得である。目的を達成したがこれだけでは寂しい。プログレシッヴのCDコーナーを漁れば、ソフトマシーンの「7」が¥800にて陳列、割引で¥280になる。以前結構聴いたアルバムで、今は所有していない。買いたい衝動が起きる。が、何とか気持ちを押さえ買わないでおく。以前親しんだブツは、部屋には置かないようにしよう、極力モノは増やしたくない。頭の記憶で済むものは所有しない、買わないことである。未知なるブツなら致しかた無い。さあ、そうしたブツが他に無いかと、ジャズのコーナーへ向かう。サラ・ヴォーンの「枯葉」が欲しかったのだが無かった。マイルスを物色する。ブルーノートのVol.1が¥800、ストックホルムでのライブ盤が¥1600で並んでいる。もう速攻で手に取る。割引価格は前者が¥280、後者が¥560である。これも大いにお買い得盤。帰宅して、レコード・ラックの中のマイルスのアルバムを数えた。この日に2枚購入した分を足して丁度50枚だった。いや〜、溜まっちゃったなぁ〜。実は半分ぐらい、ほとんど聴いてない。所有して安心しちゃっている、ていう感じ。でも、ほんと、聴いたマイルスはどれも良い。この分だと、聴いてないアルバムもすべて良い内容に違いない。う〜ん、聴かなきゃ。
本日チューン:
①Hoo Doo Woman -Back Street Crawler(2775) → http://www.youtube.com/watch?v=HhYQOTZSiOM&list=PL8a8cutYP7fqXYKyLKT4mkObnTmMLL9vU 
②枯葉/サラ・ヴォーン(18314)→http://www.youtube.com/watch?v=JCKOnsVw-wM(中学生のとき、NHK・FMの「タモリのジャズ特選」という番組で初めて聴いた。かっこいいと思った。本能の赴くままぶちまけたスキャットで、凄まじいヴォイシングを披露)