ベストヒットUSA

標題は小林克也さんがジョッキーを務める、言わずと知れた有名番組。初めて見たのは中学生だっただろうか。高校生の頃では毎週楽しみにしていた。さて、先月4月16日の放送を見たので記すとしよう。この番組はたしか6年以上前か、それぐらいに復活を遂げたと記憶する。復活を初めて知ったときは喜んだ。しかし、ヒット・チャート状況は全く知らないことばかり。また僕にとって、良いミュージックは見当たらなかった。段々と飽きてきて疎遠となった。今回は久々で半年振りかもしれない。長く続いているものである。テレビ欄では、イギリスのプログレッシヴ・ロック・グループ「YES」の文字が載っており、今や全く聴かないグループだが少しの懐かしさが手伝い、タイマー録画したのだった。番組開始一発目は、ビリー・ジョエルだった。予期せねサプライズな取り上げだった。ビリー・ジョエルは中学生のとき好きで今も聴けばあの頃に帰れる。「ストレンジャー」から「イノセント・マン」までLPは所有しており今でも聴く。新鮮さが失われないのは自分でも驚くことである。僕にとって、掛け替えの無い人と云える。克也さんの、ビリーの紹介も渋かった。思わず二ヤリである。ビリーの新事実発見もあった。ボクシングをやっていたのは知っていたが、本格的ではないと思っていた。しかし克也さんによると、強かったとのことで「へぇ〜」である。大のニューヨーク・ヤンキースのファンであり、その本拠地の球場でライブをやるのが長年の夢で、40歳かにそれが実現したという映像だ流れた。克也さんによる見所の解説も上手い。選曲は「ピアノ・マン」。売れない頃、嫌いだったが当時流行りのフォーク風に作曲したという。この曲はヒットするまで嫌いだったが、ヒットしてからは「これも自分の一部であり認めることにしたそうであります」と克也さんは解説していた。またしても「へぇ〜」である。克也さんはこの曲に何か特別な想い入れはあるのだろうか知りたくなったが、そこまでは話してくれなかった。ま、兎にも角にも、こういう番組を見ると心が落ち着く。
本日チューン:①YES/シべりアン・カトゥル(アルバム「close to edge」1972年)→http://www.youtube.com/watch?v=r0HnIr6jYWU(210636)   ②Billy Joel/オール・フォー・レイナ(アルバム「グラス・ハウシス」1980年)→http://www.youtube.com/watch?v=jzE1-NlOthY(58781)