今週の「メイキング・オブ・マチコズ・ミュージック」-1

11月27日の放送で取り上げられた楽曲は、アルバム「TAHIBALI」から〝Vamos Canter″〝Betterfly Fish″の2曲が紹介された。これは1990年のリリースで僕が好きなアルバムである。カヴァー・デザインは前作「Soi」からはガラリと雰囲気が変わり、明るく派手である。これでもかと言わんばかりのカラフルな真知子さんの井出たちが拝見できる。内省的な前作を〝陰″とすると「THIBARI」は〝陽″に当たる。とにかく僕は「Vamos Canter」が大好きなゆえオン・エアーされて実に嬉しかった。僕の好きだという一途な想いが真知子さんの元へ届いたのだろうか、なんちゃって。この曲における真知子さんの歌唱が素晴らしい。変拍子の演奏をバックに、押したり引いたりと立体感のある歌声でメロディ・ラインを綴って行く。そのドリーミーな世界へと誘い込まれて思わず笑みがこぼれちゃうわけだ。