NHK「ETV特集」-4

母からも「お前の顔を見ていると父親そっくりだ」とガミガミ言われたとの事。19歳年上の姉が唯一、心の拠り所だった。おんぶをしてもらったことが救いだったようだ。しかしこの姉は、母の代わりに永山を含めた弟たちや妹の面倒をみているうち、精神を病み精神病院へ入院してしまう。永山は完全に一人ぽっちになる。母や兄からの攻撃は続く。10年後、姉は退院した。やがて姉は妊娠した。「産む」と頑張ったが母からのどうしても強い抵抗でおろしてしまう。永山は母からそのおろした赤子を、墓地へ、置石だけの永山家のそのお墓に埋めに行くよう言われ、運んで埋めたという。「いやだったよね」と落ち着きのもと語っていた。