漫才師、ミヤ蝶美・蝶子さん

毎週土曜日、NHK生活笑百科」をタイマー録画し視聴している。この番組のファン歴は8年ぐらい。様々な漫才師が出演し、見て来たが、先々週の14日、初めて見る漫才師に出くわした。標題の、女流の漫才師、ミヤ蝶美・蝶子である。お2人は白と黒の良い雰囲気の衣装を御揃いで登場した。「ん?知らないな」と雰囲気は中堅層と感じ、見続ける。右側の蝶美さんから挨拶の言葉が出、相談内容に移る。しばらくして、左側の蝶子さんが「まだ何も言うてへんがな」とドラ声で切り返したところで、僕は「こういう形態の漫才師好き」と気持ちを奪われたのだった。両者ケンカっぽいところを見せてくれるのが痛快で嬉しい。お2人とも迫力があり怖いがサービス精神が感じられた。僕はこういう人が好きなのだ。怖くとっつきにくそうだが、聴衆にメッセージをわかりやすく伝えようという気持ちを持っているのがはっきりわかる。こういうサービス精神が感じられるからこそ、多少の怖さは、どうってことないわけ。両者とても元気なのも気持ちが良い。ミヤコ蝶々さんの芸風をすぐさま察した。あとでネットで調べたら、師匠はやはり蝶々さん。結成してからは人気・実力ともにあったとのこと。こりゃ、そうだろうなぁ。途中で解散したが再結成したとの事。結成から数えて30年ぐらい経過しているようだ。再結成してくれて有り難いと感じた。僕のこれからの楽しみが増えた。テレビ界では、こういう人たちが暴れるべきなのだ。お茶の間はこういう人たちを欲している。いまの40歳前半代以下のお笑いの人たちは、自分たちだけの話題で喜んでいるだけで、どうもいけねぇ。ミヤ蝶美・蝶子さん、東京に来て欲しい。生で見聞きしたい。