NHK「あの人に会いたい」−57

リンダのまだ小さい息子さんがステージに姿を現したり、このライブは歌と演奏がとても良かったので、翌日の2日目も当日券で観に行った。のちにこれは「リンダ・オン・ステージ、ライブ・イン・ジャパン」というライブ盤として発売され、驚き嬉しだった。2枚組みというボリュームだ。この年の来日公演は、22年ぶりだ。前回は1974年で、単独公演ではなく他の外タレとカップリングという情報を目にした記憶がある。リンダは、いまの僕と同じぐらいの年齢だ。リンダはこの年(1996)に新作を発表したが、来日公演へ話しが進んだのは多分、故中村とうようさんが中心に動いたせいだろう。ミュージックマガジンの、中でも中村さんだけ一生懸命「良い良い」と言っていた印象だ。「キャロル・キングカーリー・サイモン、フィービー・スノーの3人が束になって掛かっても、リンダには敵わない」と当時の中村さんのコメントの宣伝チラシを見た記憶もある。僕は中村さんの声は知っている。約20年前、「五木寛之の夜」というラジオ番組でゲスト出演したとき、その声、喋り方を聞いた。意外に普通だった。
連ちゃんといえば、ジョン・レノンのことを記さねばなるまい。実際に会ったことがあるというのだ。高校生(世田谷区)の頃は柔道をやっており、その練習中に、オノ・ヨーコさんと一緒に柔道の見学に来たというのだ。ジョン・レノンが亡くなる少し前に会ったということかな。僕はジョン・レノンのことは詳しくないが、今もってすごい話しだなと思う。嘘ではなかろう。いろんな人に話していたはずだ。「友達の友達は皆友達」とどっかで聞いた文言だが、こんな話しに接すると、こんな僕でもジョン・レノンと少し繋がりがあったみたいに思えてきちゃうから不思議だ。
さぁ、フィクションかノンフィクションかと言ったが、物語りはここまで。あなたらどちらを選択する?うひょひょひょひょ(笑)。