最近の「ベストヒットUSA」

いつからだろうか、いまのヒットチャート情報には重きを置いていない。番組スタイルが様変わりした。これがとても良い。この番組がスタートした当初、つまり1980年代シーンがなにかと話題になる確率が高いが、温故知新といった古きポップ・ミュージックの紹介まで網羅されている。これら全ては克也さんの企画・台本と推測せられるが、その解説を聞いていて実にわかりやすく楽しい。説得力全開だ。先月だったか、1980年代で最も売れたアーティスト特集、というのがあった。ビリー・ジョエルデフ・レパードマイケル・ジャクソンの3組だったと思うが、特に俺の好きなビリージョエルでは「おぉ!」という場面があった。克也さんは当時、日曜日の昼だったか、生放送のAMラジオ番組を持っていた。俺は不思議にもたまたま聞いていた。すると、克也さんがニューヨークのビリー・ジョエルと電話で繋がっていた。そして日本はといえば桑田佳祐が電話で繋がっていた。克也さんが間に入って二人を取り持っていた。この出来事をテレビで克也さんが話したのだ。俺は「おぉ!知ってる!」と一挙に33年前にタイムトリップ、「いい時期だった」余韻に浸った。当時あのラジオで印象的なのは、あの桑田さんがビリージョエルを「尊敬している」と神妙に話していたことだ。テレビとの振る舞いが違う桑田さんに少年の俺は驚いた。ビリージョエルを褒めていたから、桑田さんに好感を持って一目置いた。大人には単なる一面だけでなく色々な面があるのを知らせれた初めての出来事だったかもしれない。大人のむずかしさ、というんだろうか、それと嫌でも対峙せにゃならん年齢を迎えた時期である。
My Foreplay Music サザンオールスターズ(最近に買った「ステレオ太陽族」から2曲目。これ、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」でよく掛かってたなぁ。なんか見直したくなってきちゃった。1145):::  https://www.youtube.com/watch?v=HkD4ZA9Zl2U