ゲディ・リー、緊急来日ー5

セーソクさんのライナーで思い浮かぶのは、自身がラッシュについて思索するとき、その対極としてイエスの存在を想起させると話していた点である。僕とラッシュの付き合いは、1986〜1998年ぐらいまでだ。研究しようと全アルバムを所有していたこともあったが、結局聴くのはごく限られたもので、ラッシュにゾッコン出来なかった。初めて接したのは「グレイスアンダープレッシャー」で、元々は好きになれなかったのだが、セーソクさんを通じて知った「2112」、これが19歳の僕の胸をトキメカシタ。それまで敬遠していたゲディの声質も、このエレクトリック・ギター主導のハードなサウンドによって、不思議にもゲディの声質云々は消滅し、気にならなくなったのだ。
チューン:The Sensational Alex Harvey Band - Dance to Your Daddy(アレックス・ハーヴィー、後期の作品。ハーヴィの毒気を帯びた迫力ヴォーカルはだいぶ後退したが、これぐらいが丁度良いか。バックのサウンドはモダンになり、好きである。2806)→ https://www.youtube.com/watch?v=7Pv3lY2Atsg