本「凌ぎの手筋186」

標題は将棋本だ。出版年は1990年。この本の存在を知ったのは9年後の1999年。姉妹書の「寄せの手筋168」という本の裏広告で知った。こちらは¥100で三軒茶屋ブックオフにてゲット。将棋熱が始まったのは1996年。将棋好き真っ盛り初期の1999年頃はよく古本屋へ探しに行ったものである。将棋が強くなるには攻めだけでなく受けの力が備わっていないとダメだと強烈に痛いほど感じ始めていたから欲しくてたまらなかった。本タイトルは腕前が何段も上がりそうな力強さを放っている。が、この本、あまりに見付からず神田の古本街にある将棋専門古書店まで出向き求めたが、価格はなんと¥8000!。¥8000とは定価の8倍、当然買わない。¥800なら即買ったのだが、凄い値が付いたものでそれ程人気高騰を物語っている。¥8000を出してでも買う人がいるのだ。今現在では随分と値下がりした様子だが最近「凌ぎの手筋200」という本が出た関係か。ところでこの「...186」、これまでお目にかかったのは年月を違え同場所で2回ぐらい。それほど普通の古本屋には出回らない棋書なのだ。もう随分前からわざわざと探す行為は辞めていたがなんと本日、この本のゲットに至った!入手したいと思い立ってから何年が経過しただろう、15年だ。以前の将棋ゾッコン時代からは遠ざかってのゲットであるが感慨深い。今日は休日で、本「筋肉はなぜ動く岩波ジュニア新書」を探しにブックオフへ出掛けたのが切っ掛け。駒沢店(「判断力を強くする」「行政法」を購入・ともに¥100)になく、次に、区役所近くの世田谷通り沿いの店へ行った。先月で閉店という張り紙とともに砧店へお出で下さいとの案内があった。この地点から環八までである。遠くて面倒て疲れると思いつつ持ち前の貧乏根性?を発揮して自転車を転がす。広い面積の店内に感動、目的の本は置いてなく、他の本を3冊(リフレクkソロジーの事典、ガンダムの常識、ホンモノの文章力)手に持ちながら、将棋熱は冷めても足は将棋コーナーへ導かれてその目の前に立てば行き成り「凌ぎの手筋186」が構えているではないか。「おい、どうすんだ、この本を手に取るのか取らないのか」と軽い調子で問いかけてくる。手に取るまで実質的に3秒半の間だと思うが、周囲の空気は止まった錯覚を覚えそして僕の頭の中では妖しいスローモーションが作用して、10秒ぐらい掛けてゆっくり手に取ったようだった。「凌ぎの手筋186」→ http://www.shogi-books.com/kakoi/shinogi.htm(棋書解説評価委員会
本日チューン:Curved Air live in Tokyo, "It Happened Today"15054 → https://www.youtube.com/watch?v=NUCfkITalrU