TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン⑦

なんと、意表を衝かれたのは、エイブラハム・ラボリエル、という人が画面に現れたことだ。番組の突撃取材インタビューだ。凄いね。カールトンさんのアルバムに係わった話し、生い立ちが聞けた。この人の名は、ドナルド・フェイゲンが1982年に出したあの「ナイトフライ」のクレジットで知っていた。
Miles Davisright off(約27分。ギターはジョン・マクローリン。ベース・ラインは、ニヤニヤしちまう。これは、この「ジャック・ジョンソン」から4年後のジェフ・ベックの・・・。484) ::: https://www.youtube.com/watch?v=hmXfkYnUhqM

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン⑥

″そうか・・・そうだったのか・・・″と、思い知らされた答えも聞いた。「アレンジャーやプロデューサーに納得いかないプレイを求められることもあった。しかし、彼らの目的を達成させることがわたしの仕事だと理解していたから、その通りプレイした。あとふたつある。ひとつは自分に与えられたパートを言われたとおり完璧にこなすこと。もうひとつは、即座にクリエイティヴなプレイができることだ」。カールトンさんが、こうしたことを、当時、雑誌やテレビで話しただろうか、話さなかっただろうか。とにかく、こういう熱い想いを内に秘めていたからこそ、その発露となった自身の想いと表現は、聴く者の支持を得たのだ。この発言には重みを感じた。
Beck Bogert & Appice Live (1973) - Lose Myself With You (久しく聴いていなかった。最近、去年に出たジェフ・ベックの特集本を買ったのだが、このBBAのライブ盤のレビューを読み聴きたくなった。すっかり忘れていた。聴き直してたら、やっぱりかっこいい。いやはや、ベックさんのギターが激しくてニンマリ顔である。このリズム隊もすばらしいねぇ。でも、ベース・ソロ、ドラム・ソロがなげぇなぁ、飽きる。これが難点なんだよなぁ。2295)::: https://www.youtube.com/watch?v=WcZf-KWB4ik

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン⑤

ナレーションでは、なんと、ジョニ・ミッチェルのアルバム「ヘジラ」に参加したという。「えっ?!」である。20歳ぐらいのとき、渋谷のハンターで¥700で買って以来、30年間ずうっと所有している。渋谷陽一さんのディス・ガイド本で知って勉強のため入手したのだ。一発目が良くて惹きこまれる。アコースティクが主体のサウンドだが、フォークではないところが俺にウッテツケ、とても好きな作品だ。しかし聴く回数は圧倒的に少ない、今後は気合を入れて聴かねばならん。この作品は1976年の発売だったろうか。多分、ジャケットのクレジットでカールトンさんの名は見たのだろうが、今回のナレーションで初めて知った気分、大変驚いてしまった。どの曲で弾いているのか、明晩、チェックしよう。
Tony Williams - Snake Oil (1975年発売。先月、50枚ほどLPを売却したが、これも売ろうとした一品。渋谷へ売りに出掛ける直前に聴き直してみて、残すことにした。こんなこと、2回目か・・・。この一発目がカッコいいんだよなぁ。228)::: https://www.youtube.com/watch?v=rx8Q3iDJnU4

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン④

カールトンさんは、名前を変えて再スタートを図っていたクルセイダースという黒人のジャズ・ミュージシャン・グループに白人1人として在籍していた。6年ぐらいだったらしい。俺も30年前にクルセイダースのライブ盤(1974年リリース)を聴いて知っていた。中でも、キャロル・キングのカヴァー曲「SO FAR AWAY」で弾くギター・ソロ、これがいい仕事をしている。この時期のことは「ジョー・サンプル(同グループリーダー)に誘われて参加した。彼の弾くピアノに大きく影響を受けた」「クルセイダーズのおかげで一気にミュージシャンとして成長できた」と話していた。
Jeff Beck ~ Too Much To Lose (「there and back」から2曲目」242)::: https://www.youtube.com/watch?v=VhS9NglkuCk

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン③

遅れたが、今回取り上げられた曲は「ルーム335」である。大有名ナンバーで、アルバムを飾る冒頭曲だったかと思う。番組は、カールトンさんにこの曲が生まれた経緯を尋ねる。「スティーリー・ダンにセッションで関わった″ペグ″がヒントで出来た曲です」と話し、その進行コードが同じということを、カメラの前でわかりやすくギターを弾いて説明した。25年ぐらい前、この曲が収録されているアルバムのライナーノーツを読んで、「ペグ」と「ルーム335」が似ているという文章があったのを思い出す。カールトンさんとスティ−リー・ダンのその両アルバムは、同じ年、1977年に発売されたと記憶する、いや一年違いか、カールトンさんは一年遅れて1978年発売だったか・・。
Jeff Beck ~ El Becko (いまLPで¥100で探している「ゼア&バック」に収録。ご機嫌なナンバーだったんだなぁ。20才前後で聴いたときはオモシロくなかったんだよなぁ。229)::: https://www.youtube.com/watch?v=DZYRGMwwvfI

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン②

俺はフュージョンは甘っちょろいという印象を一年前まで持っていた。が、この人は「そうじゃない」と思った。一年前か、ユーチューブで70年代のカールトンさんのライブ映像を視聴したときだ。そのギターソロといったら、それはそれはめくるめく情熱で弾き倒すという、素晴らしい演奏だった。まさに″エナジー・ミュージック″と呼ぶに相応しい。
Allan Holdsworth - Things you see (2ヶ月前、¥100にて購入。23年ぶりに買い直した。よかった。414)::: https://www.youtube.com/watch?v=Pe8ihCMDVB8

TV「ソング・トゥ・ソウル」 / ラリー・カールトン①

この番組はアッと言う間に録り貯めてしまう。ラリー・カールトンは今年一月頃の放送だが、最近漸くチェック。番組は、またしても、アーティスト宅までの直撃訪問をやってのけている。イイネェ。さて、その自宅のドアが開くと、カールトンさんが笑顔で出迎える。かつての長髪の面影はない。坊主頭であるが、人の良さを表す顔は相変わらずだった。トレードマークのセミアコのギター335を抱え、インタビューに応える。「こんなふうに40年の長きに渡り聴かれなんて思わなかった」「フュージョン・ミュージックは″エナジーミュージック″だと思う。色々なスタイルが入っている。特にロス・アンジェルスではね」と丁寧に話す。
Rush / Red Lenses(数ヶ月前、「グレイス・アンダー・プレッシャー」(1983年)のアメリカLP盤を購入。これは3回ぐらい買い直しているかなぁ。良かった。当分は売却しない。B面3曲目。24)::: https://www.youtube.com/watch?v=wi5c0zeVVz0